飯田線ED19と貨物列車
ED19は、大正15年(1926)にアメリカから輸入され、東海道本線の電化初期に活躍した6010形が、ED53と形式改称、さらに貨物用となって誕生した機関車です。1軸先輪にデッキを備え、短いながらも端正なスタイルで、昭和30年代前半には6両全機が飯田線に集結し、旧形国電と並んで活躍、昭和51年(1976)までに全機廃車となりました。
そのED19に牽引され、国鉄時代の懐かしの飯田線貨物列車で記憶に残るのが、セメント輸送列車です。35t積みと飯田線の規格にあったやや小ぶりのタキ10600は、明星セメント所有の私有セメントタンク貨車で、タキ1900のタンク体を一回り小さくしたような外観が特徴です。タキ4両の短編成にワフ29500車掌車を連結したこじんまりとした編成でした。
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湘南急行鉄道物語
- 2019.03.30 Saturday
- 鉄道模型
- 18:47
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- by 湘南急行鉄道物語